2023年1月21日に高千穂夜神楽を拝観しました。
高千穂神社では、 夜神楽の一部を抜粋した「高千穂神楽」を365日毎晩、奉納しているとのことで、ネットで予約。
本来は33番まで夜を徹し舞う夜神楽ですが、抜粋した四つのみを舞い、約1時間だけ神楽の楽しさ、文化に触れることができます。
ほんの少しの天岩戸神話の予備知識を持って、舞をみていると、何を表現しているのかがわかります。
抜粋された4つは、
①天照大神を見つけ出す「手力雄(たぢからお)の舞」
②天岩戸より誘い出す「鈿女(うずめ)の舞」
③天岩戸を開く勇壮な舞「戸取(ととり)の舞」
④二神による国造りの舞「御神体(ごしんたい)の舞」
舞台に惹き込まれていきながら、最後の御神体の舞では笑いで楽しく見納めすることができました。
舞が終わりご挨拶の中で話されていたことが、
楽しんで生きてくださいとの内容でした。
いろいろな困難があるなかでも、どう生きていったらいいのかを示唆し、
伊邪那伎命、伊邪那美命の「御神体の舞」(別名「酒こしの舞」「国生みの舞」)を通して、
「楽しんでいますか?」
と問われていたことを感じました。
斉藤一人さんが
あの世で神様から聞かれる2つの質問で、
「人生を楽しみましたか?」
「人に優しくしましたか?」
と言われていたこととリンクしながら、
夜神楽を拝観して受け取ったメッセージを心に留めました。
あなたは人生を楽しんでいますか?
高千穂神社
約1900年前の垂仁天皇時代に創建される。高千穂郷八十八社の総杜。
所在地
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
ご祭神
高千穂皇神(たかちほすめがみ)[日向三代と称される高祖神と配偶者の総称]
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめ)
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
鵜鵝草葦不合尊(うがやふきあえずのみこと)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)
十社大明神(じゅっしゃだいみょうじ)[神武天皇の皇兄とその妻子神の9柱の総称]
三毛入野命(みけぬのみこと)
鵜目姫命(うのめひめのみこと)
御子太郎命(みこたろうのみこと)
二郎命(じろうのみこと)
三郎命(さぶろうのみこと)
畝見命(うねみのみこと)
照野命(てるののみこと)
大戸命(おおとのみこと)
霊社命(れいしゃのみこと)
浅良部命(あさらべのみこと)
夫婦杉(めおとすぎ)
拝殿前西側に2本の巨樹「夫婦杉」があります。根本がひとつになっており、この杉の周りを夫婦、恋人、友達と手をつないで3回まわると良縁成就、家内安全、子孫繁栄の願いが叶うと伝えられています。
鎮石(しずめいし)
高千穂神社の本殿東後方に鎮石(しずめいし)があります。
案内板(高千穂宮鎮石の由来)より
第十一代 垂仁天皇勅命により 我国で始めて 伊勢神宮 と 当高千穂宮 が創建せられた際用いられた鎮石と伝えられます
尚 往古関東鹿島神社 御社殿御造営の際 高千穂宮より鎮石が贈られ周宮神域に要石として現存しています
またこの石に祈ると人の悩みや世の乱れが鎮められると言われています
今回は、見逃してしまいましたが、私は、映画「すずめの戸締まり」とリンクしました。
鹿島神宮の要石が、高千穂神社より贈られたものだとすると、奥に潜むストーリーに想いがいきます。
茨城県鹿嶋市の鹿島神宮の要石は凹型で大鯰の頭を、
千葉県香取市の香取神宮では凸型で尾を押さえていると伝わっているそうです。
地中で繋がっているともされているのでリアリティを感じますね。
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