経緯
お墓を守る人がいなくなったこととコロナ禍も重なり改葬(お墓の引越し)することになりました。お墓は奄美大島にあり、なかなか鹿児島本土から足を運べません。
2021年7月に家族総出で奄美に行く予定でした。鹿児島からと東京から、それぞれ仕事の休みが違いましたが1日や2日は重なる様に段取りしましたが、結局、台風の為、両親と私での旅となりました。
新型コロナも落ち着き2021年10月、家族全員で奄美に行くことができました。7月に遺骨は持ち帰りましたが、会えなかった従姉妹と奄美の自然に触れたい衝動から、もう一度訪れることになりました。
旅行紀
はじめての改葬、宗教も関わるのでどうしていいかわかりません。
とりあえず、改葬の手順に従いやっていきました。振り返ると、至らないところはすべて、親戚や関係者が調え、準備していました。親族への思いに心が温まります。
目に見えない存在も、目に見える形で応援してくれました。私たちにもわかるようにでしょうか、ラインビデオに虹と幾何学の光線を降り注ぎ、親戚一同に形として見せてくれたのです。
死やお墓について向き合い、最終的には生きる意味と生き方を考えさせる旅に誘われます。
改葬から始まる〜生きるということ
生きる喜び
変わりゆくもの
絆〜ひとつにつながる
10月、奄美で家族が全員揃いました。お世話になった伯母たち二人も一緒にホテルに泊まったり、マングローブの森でカヌー体験をしました。
同じ時期に、佐賀から従姉妹たち夫婦も来ていて、会うことができました。
なにより、一緒に母親方の先祖の墓参りをしたのが印象に残りました。
心をあわせ、先祖の墓参りをする。
ほんのひとときの時間でしたが、時空を超える感覚を感じました。
一緒に祈ること、一緒に食事をすること、一緒に話をすること、一緒に行動すること、一緒に心をあわせること、一緒に片付けをすること、一緒に楽しむこと等。
一緒にいられる幸せを感じました。「何気ないことの積み重ねが、実は一番大切なことなんだよ。」と教えてもらったように気がしました。
人とのつながり、自然とのつながりを感じる楽しい時間。本当に大切に大切に育てられたことを肌で感じた奄美ルーツの旅。ルーツのバイブレーションは私に受け継がれていたことを知った旅になりました。
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