お墓が完成したため、墓地を見にいきました。
実はその前にお墓に行った時に問題が発生していました。
右隣りにはお墓が建っていますが左隣りはまだ空き地になっています。
出来上がったお墓の右隣りをみると変な隙間があいていて、左隣りに入っているようにみえます。
左隣りの区画を測るとサイズが足りません。
ほぼ完成を前にこれは大丈夫なのかを業者に問い合わせしていたら、施工会社の方が立ち合いで説明してくださいました。
右隣りはお墓が出来てからかなり年月が経っていて墓地の周りのブロックが曲がっていた為、そこをそのままにして、こちらがお墓を建てる際、隙間があく形になるとの了承はとったとのこと。
隙間があくと当然そこには草が生えてくるため、右隣りの方からコンクリートで埋めてほしいとの要望がありコンクリートで埋めたという説明でした。
次に左隣りの隣のお墓を案内してくれました。
「ここがずれているんです」との説明。さしがねを置かれた先はあきらかにずれているのがわかります。
では、まだお墓を建てていない持ち主はどうするんだろうと心配すると、お墓業界では暗黙の了解で言われた寸法でオーダーしてきても必ずサイズを測りお墓を作るとのこと。
うちは、区画サイズより小さめにしてお墓を作っているので問題ないとのことでした。
聞いてみないとわからないことがあるんだなと ”ほっとした” のと ”すごい” と感心しました。
折しも立ちあいの日がクリスマスで、祝福されたありがたい日となりました。
90度がほんの何度かずれるだけでこんなに影響すること、何かを作り出していく時、注意しないといけないことをこのお墓で知りました。
建物をはじめ、普段何気なく使っているものは、歴史があり、想いがあり、いろいろな決まりの中に、守るべきものが含まれている、そんな中にいる私たち。
たくたくさんの人やモノに支えられて生きているんだなと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
最近、角度が教えてくれることが多くあります(笑)
自分の心から望んでいることもこのように90度の気持ちですすんでいきたいものです。
ずれてもずれてもいつでも立ち返れるように、いろんな事象がみせてくれるような気がしています。
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