2023年1月22日、高千穂峡を訪れました。
前日に、NHKのブラタモリで高千穂峡の地形を学んでいたので、感慨深く、想像力を膨らませることができました。
今から約27万年前、14万年前、12万年前、9万年前の4度にわたる阿蘇火山活動によって噴出した火砕流が、冷え固まり川などの侵食によって柱状節理の素晴らしい渓谷になりました。
高さは平均80m、高いところで100mの断崖やV字渓谷が東西にわたり約7kmも続いています。
真名井の滝
古事記では、天村雲命(あめのむらくものみこと)が水種を移した天真名井の水が地下を通ってここで流れ落ちていると伝えられており、落差約17mです。
柱状節理の渓谷と真名井の滝は圧巻でした。その美しさにきらきらと光が目に飛び込んできます。
渓谷と真名井の滝を見た後、
おのころ池を通ると
かるがもやチョウザメが泳いでいます。
かるがもを見ていると2羽が一緒に獲物をみつけたのでしょうか、水中に潜り、かわいいお尻のダンスをみることができました。
おのころ池の案内板にチョウザメ(蝶鮫)の説明がのっていました。
姿がサメににていることと、背中の鱗が蝶の形に似ていることから名づけられた。
淡水魚のため、おのころ池の中でも生息できます。シーラカンスと同じく古代魚とされ「生きた化石」と呼ばれてます。
生き物からも神秘を感じますね。
おのころ池
国産みの神話で知られる神々がつくり出した最初の島が、池の中央のおのころ島です。
おのころ池から月形と玉垂の滝が見渡せます。
月形
天岩戸神話で天照大神が天岩戸から出た後、スサノオがもう2度と悪さをしないと反省の証に刻んだもの。
玉垂の滝
おのころ池の上にある滝で、断崖にある高さ約5m、幅約15mの滝で岩肌の隙間からいく筋もの水が湧き出て滝となって流れ落ちています。
この月形と玉垂れの滝も何か魅せられるのです。
玉垂れの滝の近くに行き、水を触り、水音を聴きます。
近くの池には鯉たちがいました。「人面魚もいるよ」と先に歩いてた友人が話します。
ふっと我にかえる私、
いつの間にか瞑想状態になっていました(笑)
神話の世界に入りこんでいたのかもですね。
コメント