大野嶽神社に入ると紅葉やイチョウ、山茶花が色とりどりでした。
敷地内のえい顕彰之碑付近がとてもエネルギーに満ちていて空気が違っていました。
お参りして神社の階段を上がると、鳥居の前で2体の仁王様がたっています。明治時代の廃仏毀釈で一体は頭部と腕が破壊されていて、まじまじと見ることができませんでした。大野岳の頂上まで上り、帰り道から写真を撮りました。
なんだか、こちらの鳥居からの方が自然だなと思っていると
もとは、社殿は東向きの大社造りで、境内に古井戸があり、鳥居には仁王像と狛犬がたてられていたとありました。昭和57年に改築されて北向きになったと書かれています。
鳥居1基、仁王像1対・狛犬1対が現存していて、市の指定文化財となっています。神と仏を区別せずに礼拝、信仰する歴史も感じることができます。
鳥居をくぐりぬけると左手に拝殿があります。
悲しい歴史もありましたが、エネルギーに満ちていました。
何も知識がないまま感じるままに散策しました。大野岳の頂上からは360度のパノラマをみることができますが、まさに、大野嶽神社もどの角度からも楽しめる自然の美しさと神仏のエネルギーを感じられる場所でした。
大野嶽神社
所在地
鹿児島県南九州市知覧町郡6204
御祭神
・多岐理毘売命(タギリヒメノミコト)
・活津日子根命(イクツヒコネノミコト)
・熊野大隈命(クマノオオスミノミコト)
・愛宕大明神(アタゴダイミヤウジン)
・菅原天神(スガハラテンジン)
大野嶽神社について
古くより大野岳権現社と称されている。
創建は不明であるが、永仁5年(1297)以前。
寛政年間(1789〜1801)社殿が焼失したときに、地頭島津矢柄が神鏡三面・仏像三体(阿弥陀・薬師・観音)を寄進した。
引用:大野嶽神社案内板より(2021.11.10)
仁王像は、入野(開聞町)の安兵衛の作で元禄年間(1688〜1703)のもの、また狛犬は仁王像よりも古く(製作者不詳)、鳥居は安兵衛の弟子で脇浦(開聞町)の石工の作と伝えられています。
引用:南九州市教育委員会(2021.11.10)
不屈の仁王像
引用:仁王像案内板より (2021.11.10)
廃仏毀釈の迫害に耐え、奇跡的に原型をとどめた仁王像です。自分の体の治したい・良くしたい所と同じ個所を、やさしくなでると良いとされています。
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