お花見のタイミングが教えてくれる生き方

お花見は、みんなで楽しみたい派ですか？
私は、いつの頃からか、家族でしたいなという想いが、強くなりました。

しかしながら、お花見の時期、いつも家族とタイミングがあわないし、
それぞれが、その時に大切にしていることも違うため、

昨年まで、機会を逸していました。
それでも、毎年、お花見の季節になると、家族でお花見できたらという気持ちになります。

今年も、また、タイミングがあいませんでしたが、
絶対にお花見のタイミングを逃さないとの想いを

一人で実行しました。

どこに行こうか、リサーチしながら、
自分の心が一致する瞬間を待ちます。
偶然、前日に話をしていた場所と
友人からのラインで綺麗だったという場所が一緒で、

意識をあわせると、その場所であることがわかりました。
私の表面意識では、あまりいきたくない場所、
それは、特攻隊の出撃基地があったところです。

絶対に、タイミングを外さないと決めていたお花見、
楽しくなる工夫をと思い、おむすびをむすんだり、お茶を用意して出かけました。

現地に着くと、桜が満開で、
この地の名前通りのエネルギーでした。

その地は、知覧平和公園。
その中には知覧特攻平和会館もあります。

私の目に飛び込んできたのは、
桜と、特攻勇士の像、練習機や戦闘機。

以前、何度か訪れたことがありますが、
その時に感じた重いエネルギーではなく、

とても平和なエネルギーを感じます。
この練習機や戦闘機が平和を乗せている感覚に見えました。

その感覚から、ふと我にかえり、
命を差し出した特攻隊の方々に、手を合わせたい気持ちになりました。

平和観音堂と護国神社で、感謝と平和を誓いました。

それが終わったタイミングで、友人と会いました。
桜の木を愛でる家族連れの風景や、
子供たちが草そりをして遊んでいる姿。

桜を愛でていると、
蜂さんたちも、蜜を吸っては、ちがう桜の花びらに移っていきます。

そんな、瞬間瞬間を味わってきました。

これこそが、平和だなと感じた日。

家族で味わう喜びもありますが、

まずは、

自分が自分を味わう。
自分が自然を味わう。

そしてその自分をみている自分に気づく瞬間、
時間がなくなり、すべてがひとつになりました。

この感覚を感じたかったんだなと気づいたとき、
自分の囚われから外れることができました。

自分の中の、父と母と子供の部分
超意識、顕在意識、潜在意識がつながれば、

自分自身が満たされるんだと。

その体験から２日後、家族でお花見を楽しみました。